XML
/えっくすえむえる
XMLは、Extensible Markup Language(拡張可能なマークアップ言語)の略であり、マークアップ(タグともよばれる)により構造化されたテキストのことである。例えば、XML中の要素として、<data record="1"><会社名>株式会社 環境計画研究所</会社名><設立>平成16年12月</設立><住所>東京都府中市・・・</住所></data>と記述することにより、データとそのデータが持つ意味を統合的に管理することができる。XML仕様に準拠しXML文書を作成することで、データ集計等の処理が容易になるほか、特定のツールを用いることで、XML文書をWEBブラウザで文章を表示するためのHTML形式へ変換することもできる。
KML
/けーえむえる
KML(Keyhole Markup Language)は、三次元地理空間情報の表示形式を管理するために、米国Keyhole社(現在は、買収によりGoogleに統合)により開発されたXMLベースのマークアップ言語である。KMLはGoogleAPI(Google Maps、GoogleEarth)で標準的なファイルフォーマットとされているほか、NASAでは海面水温や水蒸気などの衛星観測結果もKML形式で整理されており、2006年には、地理空間情報の標準化団体であるOpen Geospatial Consortium (OGC)により、オープンスタンダードとして認定された。
マークアップ言語
/まーくあっぷげんご
コンピュータ言語の一種で、文章とその文章の構造(文字の大きさ、色、改行など)を規定するマークアップ(タグともよばれる)からなる。最も有名なマークアップ言語は、Web上で文章を表示するためのHTML(HyperText Markup Language)である。HTMLで、例えば<Font Size="6">大きめの文字</Font>というマークアップを記述することで、Webブラウザで表示する文字の大きさを指定することができる。C言語やJavaなどの言語特有の文法を理解しなければならない「プログラミング言語」に比べ、マークアップ言語は、データをマークアップで挟むだけで直観的に記述することができる。