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平成27年度PRTR届出外排出量推計等検討業務 【1. 非点源排出量の推計等】
最終更新日:平成28年7月13日
環境省
化管法第9条に基づくPRTRの届出外排出量のうち、すそ切り以下事業者等を除く排出源(農薬や塗料、自動車等の非点源排出源)に係る排出量について、アンケート調査等に基づいて収集したデータを解析して平成26年度分の非点源排出量の推計を行った。
また、非点源排出量の推計対象範囲の拡大や移動体等の非点源排出量の推計方法の見直しなど、付随する事項について幅広く検討を行った。
製品種類ごとの全国出荷量や平均含有率、分野別の需要割合、平均排出率等のデータを収集し、以下のような排出源に係る非点源排出量(平成26年度分)を推計した。
移動体の種類ごとに車種別(機種別)の走行量や稼働時間、燃料消費量等の活動量を推計し、それに排出係数を乗じて、以下のような排出源に係る非点源排出量(平成26年度分)を推計した。
排出源ごとに統計データや排出係数等を収集・整理し、以下のような排出源に係る非点源排出量(平成26年度分)を推計した。
推計された届出外排出量を中心として、PRTRの公表資料となる各種図表を作成した。
排出源ごとの非点源排出量の経年変化を整理し、年度ごとの主な増減理由を(1.統計データの変化、2.推計対象範囲の変化、3.推計方法の見直し)等に分けて整理した。
また、主要な排出源については、その需要分野別の内訳や物質別の内訳についても詳細な解析を行い、事業者による排出削減に向けた取組の影響や経済的な影響の有無などを多面的に分析し、非点源排出量として推計・公表されてきたデータの意味について包括的な検討を行った。
排出源 | 対前年度比 | 主な増減理由 |
接着剤 | ▲19.9% | 建築用や家庭用の接着剤の全国出荷量が減少したため |
漁網防汚剤 | ▲3.1% | キシレンを中心とした薬剤使用量が微減となったため |
下水処理施設 | 5.8% | 下水処理施設への対象化学物質の流入量がやや増加したため(主に非点源由来の流入量の増加) |