HOME > 事業内容 > 業界団体によるエンジン排ガス自主規制の達成状況報告書作成支援業務(H28)
最終更新日:平成29年6月26日
民間団体等
海外のエンジン排ガス基準をもとに、国内の主なメーカーがエンジン排ガス自主規制を導入する事例があるが、このような業界団体では競争関係にあるメーカーの出荷台数等のデータ集計は第三者へ委託することが多くなっている。
本業務ではこのような業界団体を対象に、会員各社から提出されたデータに秘匿処理を施しつつ集計し、業界全体としての自主規制の達成状況を年度報告書としてとりまとめる支援を行った。
海外のエンジン排ガス規制においてモデルイヤー2011のエンジン(概ね平成22年に出荷されるエンジン)から従前より強化された新たな規制基準が適用されることとなり、それを契機に、業界団体の会員各社の秘匿情報の取扱いを外部委託することとなった。
本業務では、自主規制に参加している会員各社から提供されたデータを集計し、全体としての基準達成状況をとりまとめることを目的としている。具体的には、会員各社で測定した濃度データ(エンジン定格出力・エンジン種類ごと)及び出荷台数から加重平均した排ガス濃度を算出し、その定格出力に対応する規制基準の達成状況をとりまとめた。とりまとめは年ごとに行い、本年度は平成27年に出荷されたエンジンのとりまとめを行った。その結果、これまで同様にメーカー全体でも基準を達成していることが示された。