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平成26年度一般廃棄物処理に伴うダイオキシン類排出状況調査
(平成25年度調査結果)業務
最終更新日:平成27年5月25日
環境省
環境省はダイオキシン類対策の一環として、毎年、全国の一般廃棄物焼却施設からのダイオキシン類排出量の実態調査を行い、今後の対策を検討する上での基礎資料としている。本業務では平成25年度に稼働した一般廃棄物焼却施設からの回答を集計・解析し、ダイオキシン類排出量や構造基準・維持管理基準への対応状況等を把握した。また、一般廃棄物の最終処分場からの放流水中のダイオキシン類濃度に関するデータを集計することで、全国排出量の推計を行った。
市町村(一部事務組合)および事業者が設置する一般廃棄物焼却施設であり、平成25年度に稼働のあった施設を対象に環境省が実施したアンケート調査結果を集計し、前年度と著しく値が異なる回答、他の設問と矛盾する回答、不備のある回答等について自治体や事業者に再度確認を依頼し、必要に応じてデータの修正を行った。
焼却施設の種類別(焼却処理方式別、炉の稼働方式別、焼却能力別等)の炉数の集計、ダイオキシン類濃度の集計等を行った。また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令が定める焼却施設の構造基準・維持管理への適合状況(※)、焼却施設の排ガス、ばいじん、焼却灰、溶融スラグ、混合灰、放流水、汚泥中のダイオキシン類濃度との各排出基準(大気、水質、ばいじん等)への適合状況を確認した。
※ 参考 : 環境省HP(一般廃棄物焼却施設の排ガス中のダイオキシン類濃度等について)
施設ごとのダイオキシン類濃度・排ガス量等から、全国の一般廃棄物焼却施設からの排出量を推計した。下図のように、ダイオキシン類の排出量は平成9年度より激減しており、平成25年度のダイオキシン類の排出量推計結果は30g-TEQ/年であった。
※ 参考 : 環境省HP(廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部改正等について)
一般廃棄物の最終処分場についても焼却施設と同様に、各地方自治体からのアンケート調査結果の集計を行った。最終処分場については放流水のダイオキシン類濃度を中心にデータ整理を行った。水質に係るダイオキシン類の排出基準への適合状況についても検討した。