HOME > 事業内容 > 低VOC塗装によるVOC削減効果の見える化検討調査委託
最終更新日:平成28年7月13日
東京都
東京都内の屋外塗装について低VOC塗装技術を普及させることを目的とし、都内の屋外塗装工事事例(20件程度)に関する施工情報の収集を行い、各事例について低VOC塗装技術の適用可能性を検討するとともに、低VOC塗装に変更した場合のVOC削減効果を「見える化」した。また、調査結果を事例ごとに取りまとめ、全事例のVOC排出量やオゾン生成量の分布や傾向を解析するとともに、塗装工事の発注者や施工者が簡易にVOC排出量等を評価できる方法等について検討を行った。
調査対象事例について、応募者(塗装工事の発注者等)からVOC排出量の推計等に必要となる資料(設計図書、塗装仕様書、SDS等)を収集した。情報が不足する場合には、別途文献調査の実施や別のデータでの代替により補足した。
調査対象事例について、実際に使用された(又は使用される予定の)塗料からのVOC排出量及びオゾン生成量を推計した。また、各事例について代替可能な低VOC塗料を検討した上で、低VOC塗料に代替した場合のVOC排出量やオゾン生成量を推計し、削減効果を「見える化」した。また、全事例のデータを解析し、VOC排出量の低減に寄与する要因の分析や簡易的にVOC排出量等を評価できる方法等を検討し、その結果を取りまとめた。
調査対象事例ごとに調査結果を取りまとめて応募者に報告するとともに、本調査による応募者の意識の変化等を把握するために、応募者に対するアンケート調査を実施した。アンケート調査では、回答者が回答しやすいよう選択式を中心とした調査票の設計を行うとともに、回収・集計も行った。
都が開催したセミナー(調査前後の2回)において、施工者、設計者、発注者等に対し、調査の公募に関する説明及び、調査結果の報告を行った。