停泊中の船舶から排出される大気汚染物質を対象とした測定調査は、国内外で様々な事例が報告されています。それに対して、航行中の船舶から排出される大気汚染物質の環境影響については、測定方法や評価方法の困難さからこれまで課題とされていました。
環境省の請負調査「船舶・航空機排出大気汚染物質削減に関する検討調査業務」では、船舶航行量の多い浦賀水道(東京湾)を通過する船舶を対象に、観音崎公園(神奈川県横須賀市)にて測定調査を行いました。(測定実施:平成24年8月25日〜9月9日)
測定地点
測定小屋外観
測定小屋⇒海
航路から測定地点までに遮蔽物や発生源はなく、風向きによっては排出ガスが測定地点にダイレクトに到達します。
浦賀水道を通過する船舶
川崎港や横須賀港に入港する貨物船、タンカー、旅客船等が毎日数百隻通過します。