HOME > 事業内容 > 平成24年度船舶・航空機排出大気汚染物質削減に関する検討調査業務
最終更新日:平成26年6月12日
環境省
平成23年度に実測調査を行った成田国際空港を対象に、空港関連排出ガス専用のモデルであるEDMSを用いてシミュレーションを実施した。また、航行中の船舶から排出される大気汚染物質が周辺の大気環境に与える影響を評価するため、神奈川県の観音崎公園にて実測調査を行った。その他、今後の施策を講じる際の基礎資料となる排出量データ、環境中濃度の推計方法、健康・生態系への影響調査、船舶・航空機排出ガス規制の国際動向等を調査・整理した。
成田国際空港を対象に滑走路の直近に実測地点を設置し、NOxやPM2.5、ナノ粒子等の大気汚染物質濃度の実測調査を実施した。また、米国で開発された空港関連排出ガス専用のシミュレーションモデルであるEDMSを用いて大気拡散計算を実施し、周辺の大気環境への影響を算出した。
船舶航行に伴い排出される大気汚染物質が周辺の大気環境に与える影響を把握するため、東京湾における主要な航路帯(浦賀水道)からの距離が近い観音崎公園(神奈川県)にて実測調査を行った。その結果、船舶航行量が多く、航路方向から実測地点にむけた風が吹く際に顕著な濃度上昇が見られ、船舶排出ガスの影響の可能性が示唆された。
今後の政策に資することを目的として、以下の項目を調査・整理した。